風の里卒業式

娘がずっとお世話になっていた風の里でのアフタースクール(学童)の卒業式があった。娘は12月の引越し時にやめていたのだが、けじめということもあり出来れば卒業式に出たい旨を風の里に伝えてあり、風の里側からもOKの返事をもらっていた。
通っている小学校も卒業式で4〜5年生も在校生として出席したのだが昼前には終了していたようだ。風の里の卒業式は4時からだったので、私が午後休みをとり娘と妻を連れて出かけた。
風の里とのお付き合いは保育園時代からだから実に9年に渡る長い日々だ。それはそのまま我が家のふじみ野での子育ての日々と重なる。そして風の里開設初年度からお世話になっているので、そのまま風の里の歴史とも繋がる。長い人生の中ではわずか9年といってしまえば、それまでなのかもしれない。でもこの9年間は長く、意味のある日々だったとはつくづく思う。本当にいろいろなことがあったわけだし。
風の里保育園のことや、我が家の子育ての悪戦苦闘の日々については、いつかきちんとまとめてみたいと思うこともある。忙しさや生きていくことのもろもろのなかで日々忘却していってしまうのかもしれないけれど。
卒業式では娘を含めて今年風の里を去る10数人の子どもたちを見送られた。みんな小さな時からよく知っている子どもたちばかりだ。いろんな感慨深いものがこみあげて年甲斐もなく涙ぐんだ。いや年がいっているから、なおさら涙もろくなっているのかもしれない。最後に一言感想を求められて、こんな類のことを話した。こみ上げてくるものが沢山ありうまく話すことができなかったけれど。
「『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本があります。今日ここにいる子どもたちはたぶん同じように人生に必要なことをすべて、ここ風の里で学んだことにいつか気づくでしょう。そしてひょっとすると親たちにとっても子育てを通じて風の里との関わりの中で、人生にとってとても重要なことを学んだのかもしれません。本当にありがとうございました」
いや〜、正直そう思っている。