娘の交友関係

話はいろいろ前後するのだけど、先週の日曜日に娘の友だち二人が家に遊びに来た。今の小学校のではなくふじみ野時代の友だちである。この二人と娘は同じ保育園育ちだ。それこそ一歳児の頃からのつきあいだからお互いのことをたいていわかっている。親同士もそれなりに知り合いである。ある意味娘にとっては一番気の許せる相手なのだろう。
1時くらいに二人が若葉の駅までやってきて娘が迎えに行ったのだろう。たまたま私と妻はやっぱりふじみ野なんだけど家の売買契約に出かけていたので、帰ってきた時にはすでに三人は家のリビングで寛いでいた。
娘が12月に引っ越したばかりなので、さほど懐かしいということもないのだろうが、近況話し合うという風でもなく、お菓子を食べながら三人でずっとハンナ・モンタナのDVDを観ていた。三人が狭いカウチソファアにくっついて座り、くすくす笑いながら画面に食い入るようにしている。リラックスしていてそれはそれで楽しいのだろうけどお前らもう少し外で遊ぶとか、娘の部屋でくっちゃべるとかあるんじゃないのと突っ込みいれたくもなったけど、とにかく不干渉でいた。
途中娘の学校まで三人で散歩にいったりもしたようだ。そのへんは後になって聞いたことなんだけど。夕方くらいになってからはずっと娘の部屋で遊んでいたようだった。さすがに6時近くになっても帰る様子がないので、そろそろみたいなかたちで私が介入した。家から駅まで徒歩10分くらいなのだが一応車で送っていく。娘も一緒に来るのかと思ったが玄関で「バイバイ」しただけだった。駅まで見送りにいくとなると一人取り残されるみたいな感じになるので嫌だったのかもしれないなとも思う。駅で二人を降ろして「また遊びにおいで」と声をかけた。
引越し転校以来、クラスやご近所でそこそこ友だちもできてきてはいるのだが、娘にとってはそこそこに緊張を強いられる毎日がけっこう続いていたのかもしれない。久しぶりに気の置けない友だちと長い時間一緒に過ごせたので、娘にとってはとても素敵な一日になったのだと思う。
そして昨日のこと、娘はクラスメイトの誕生日会に招待されたというので遊びにいった。11時少し前に同じクラスの友だちが迎えにきて二人で出かけていった。帰ってきたのは4時過ぎくらいだったから、けっこう長いこと遊んできたようだ。娘にいろいろ聞いてみると、面倒臭そうにというか、断片的というかいろいろ話してくれた。集まったのはだいたい10人くらい。クラスメイト6人くらいで、残りは近所の友だちだったとか。男の子も二人来ていたらしい。
妻も興味があるみたいでご馳走はどんなものがみたいなことをいろいろ聞いていたが、娘は少し嫌そうにぽつりぽつり話していた。
ふじみ野時代、娘はクラスの友だちというのがなかなか出来ず、いつも保育園時代からの仲間や保育園からそのまま学童に行った友だちとばかり遊んでいた。それを考えると今回引っ越してきても短期間の間に何人かの友だちができて、こうして誕生日会とかにも招待してもらえるようになったのだから、まあまあうまくやっているのだなと正直ほっとしているところだ。引っ越してきたはいいが、娘が新しい環境にぜんぜん馴染めずみたいなままだったらまずいなとずっと思っていたので、なんとかうまくやっている様子は本当に有難い。まあ娘も内心いろいろあるのだろうとは思うけれど。