DVDの寿命格差

朝日の夕刊1面にデカデカとこんな記事が。
http://www.asahi.com/business/update/0209/TKY200802090125.html

DVDディスク、寿命に格差 数年から「永遠」まで
子どもの幼い頃のデジタル画像が、成人式を迎える頃には見られなくなっているかもしれない――。デジタルカメラで撮った画像を保存するDVDディスクは、製品によっては数年で劣化してデータを読み出せなくなる可能性がある。経済産業省所管のデジタルコンテンツ協会(東京)の実験で浮かび上がった。注意してディスクを選び、かつ定期的な点検も欠かせないようだ。

いや〜なんていうか、よっぽど記事ネタがなかったんだろうね。こんな記事1面に持ってくるんだから。とはいえこの記事は私にとってもかなり切実な問題だな。せっかくここ何年かで映画のコレクションとかも100枚以上になってきている。老後の楽しみの一つであるのだけど、十数年していざ観ようとしてもみんな駄目だったりしたとしたら。これはもう本当に「がっかりだよ!」ってことになるのだろうな。
ディスクとかはショップで20枚いくら、50枚いくらみたいな廉価ものばっかり買っているから、この記事によれば相当数劣悪なものが含まれているだろうからなあ。なんだ、また一からやり直しになるのか〜と思うと、本当にトホホである。ディスクのコピー自体が違法だといってしまえばそれまでだけど、個人で楽しむものなんだからそこはそれ大目にみてもらいたいというのが人情ではないかい。
しかしそうなると今回の朝日の記事の中にある劣化が進まず計測不能という、永久保存可能な魔法のディスクを製造販売している国内Bブランドがどこなのかを知りたくなる。デジタルコンテンツ協会は「ブランドの優劣を評価するためではないため、ブランドごとの実験結果は公表していない」ということらしいけど、ここは消費者の利益のために公表に踏み切って欲しいと思う。今回のテストでという条件があるとはいえ劣化が進まず計測不能なほどの性能ならば多少値段高めでも子どもの成長とかを写した画像や動画は、そういうディスクに保存したいというのがまあ普通の人の考えるところでしょう。
実際ぐぐってみるとすでにそういう質問板とかもあったりして、たぶんあそこのディスクだろうみたいな話もけっこうでている。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1014724815
しかしまた買いなおし、とり直しをするのかあ・・・・・・。やっとビデオコレクションを移し変えたばかりだというのに。