お隣の町坂戸市の話

二週間くらい前か少しあやふやなのだが、新聞の折込チラシの中に次のようなミニコミ紙がはさまれていた。
「行政調査新聞 1月特別号」
見開き4Pのタブロイド版だ。その見出しがまたなんというかセンセーショナルなもの。

高橋信次坂戸市議は、「議員資格喪失者」
市外に妻以外の女性と同棲!?

ベテラン議員の隠された私生活−坂戸市民をナメた呆れる行状
公職選挙法違反は明白・地方議員にあるまじき行為

なんともすごいスキャンダルな内容だ。まあ早い話がベテラン坂戸市議が長く生活拠点を鶴ヶ島市の愛人宅に置いている。それが地方自治法の規定に触れ、市議会議員の資格がないということらしいのだ。このミニコミ紙のすごいところは、鶴ヶ島の愛人宅近くの駐車場に泊まっている市議名義の車の写真等を掲載して証拠とあげているところだ。相当に粘着質な感じ。
こういうスキャンダラス報道が普通の新聞の普通の折込チラシの中に一緒に挟まっているところに、なんというか恐ろしくシュールなものを感じてしまった。おいおい、この地域ってすごくないっていう印象だ。ちなみに記事内容について言えば、記事全文がこの行政調査新聞のWebサイトにも掲載されている。こういう感じ。
http://www.gyouseinews.com/local_administration/jan2008/001.html
なんか、すごいでしょう。
この行政調査新聞っていうところはいったいどうなんでしょうかというと、実はふじみ野にいた時からときどき閲覧したことはあった。おそらく民族派右翼系の流れにある個人の方がやられているのかな〜というのが軽めの印象。まああくまで私の漠然とした印象だからあまり根拠もない。基本的には川越市政のウォッチャーをメインにやっているようだけど、周辺的に埼玉の地方政治についての記事がけっこう出ていたりするので、ふだんあまり触れることのないこの周辺の地方政治のネタを拾うのに閲覧させてもらっている。
しかしこの坂戸市議への容赦ない追求はあまりにも熾烈な部分ありだな〜と思ってもみたりもした。てなところでちょっと忘却のかなたにおいやろうとしていたら、なんかくだんの市議さんが4月に予定されている坂戸市長選に立候補されるという記事を見つけて、確かこの人あのスキャンダルの人みたいに思い出したわけだ。

選挙:坂戸市長選 高橋市議が立候補表明 /埼玉
2月6日12時2分配信 毎日新聞
 任期満了に伴う坂戸市長選(4月6日告示、同13日投開票)に5日、同市議の高橋信次氏(61)が無所属で立候補を表明した。3選を目指す伊利仁市長(68)に続く2人目の出馬表明で、8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
 高橋氏は76年、市議に初当選し8期目。立候補の理由を「中心街の商店が閉店するなど活気がなく今の市には閉塞(へいそく)感が充満している」などと説明した。部課の統合など財政再建行政改革推進▽「坂戸よさこい」を廃止し実行委員会への補助金(07年度は1600万円)を教育、福祉予算に回す▽火葬場の早期確保に向け、施設を持つ鶴ケ島市、越生毛呂山鳩山町で構成する広域組合への加入――などを掲げている。【鈴木賢司

あのスキャンダラスな記事はこのへんとの絡みだったのかな〜とちょっとした想像をしてみたりした。