社会保険事務所で手続きを完了する

妻の会社を一時間くらいで後にした。それから千代田の社会保険事務所へ向かう。障害厚生年金の裁定請求書を提出するためだ。前夜、いちおう裁定請求書や病歴、就労状況診断書などこちらで記入するものはある程度記入した。おかげで妻も私も寝たのは3時過ぎになってしまった。それでも記入がわからない部分けっこう残していたのだが、それについては窓口で教わりながら記入しようと思っていた。社会保険事務所の現在の置かれている状況では、記入モレがあるという理由で門前払いはあり得ないだろうとも思っていたから。
前回は1時間以上待たされたのだが、この日は受付カードをとると前に5名いるだけ。30分も待つことなく窓口へいけた。障害厚生年金の請求ですとして必要書類を提示すると窓口の男性はチェックしながらいろいろと説明をされ、記入もれの部分は親切にも自分で書いてくれたりもした。
例の「失われた年金」問題以降は、ずっと平身低頭しているお役所だからなのか、あるいはそんな問題が起きる以前から、意外と窓口対応はけっこう良心的なのか、あるいはあるいはたまたまにとても親切な担当者とあたったからなのだろうか、とてもスムーズに手続きができた。
唯一、国リハで書いてもらった医師の診断書で、初診から1年6ヶ月までの期間での診断書の記載日が昨年8月になっていたのが問題であると指摘された。この日付は実際に記入した日付で、その日に昨年8月時点の妻の状況についての診断書を書いたということでないとはねられるということなのだ。とはいえ、また国リハに出向き場合によっては受診という手続きをとって日付の訂正をもらい、それからまた社会保険事務所に再提出というのでは、たかだか日付の訂正のためだけにまた一日か二日有給とらなければならないわけで、一応なんとかならないのかと抵抗したのだけど、やっぱり駄目。
その代わり担当者は、それ以外の書類はすべてこの日に受け付けるので、診断書のみ後日郵送すればいいとしてくれた。さらに医師のミスなので、病院側も柔軟に対応してくれると思いますよとも言ってくれた。それで一応国リハに電話を入れてみると神経内科に回してくれて、訳を話すと月曜日に来てくれればすぐに訂正してもらいますとのことだった。
それでも、あわよくば診断書と郵送用の書類を渡すことができれば、そのまま来週にでも病院側で郵送してもらえればみたいなことを淡く期待してとりあえず国リハへ行ってみることにした。
社会保険事務所を出たのは3時半過ぎ。道路はそこそこに混んでいて、結局国リハに着いたのは5時を少し回っていた。さすがに5時過ぎではあかんだろうと思いつつも神経内科の診察室へ行ってみると、がらんとしている。なんとなく奥に人のいる気配がしたので、「すみません」と声をかけると、いつもいる受付の女性の方がでてきたので、恐縮しながら診断書の訂正の話を切り出すと、「さきほど電話された方ですね。先生今しがたまでいたんですけど・・・・。ちょっと待ってください 」と先生を探しに行く。
しばらくすると先生が降りてきて、いつものようにぶっきらぼうに「日付ちがっていたんだって、本当にお役所はうるさいね」とちょっと笑いながら対応してくれた。それから診察室で訂正印を押して日付を書き換えていただいた。いくら記載ミスとはいえ、受診時間はとっくに終わっている、いやそれ以上に病院の通常業務時間さえ5時で終わっているのに、きちんと対応していただき有難いかぎりだ。
後に先生は「奥さんによろしく」と言ってまた病棟に戻っていかれた。これでこの診断書を郵送すればとりあえず障害厚生年金の請求手続きは終了だ。とにもかくにも一日ですべての手続きが終了したのが有難かった。
これで来週は家の契約でまた一日休まなくてはならないし、たぶん転居先での妻の介護保険のことなどで、時間をとられることもあるのである。いろいろ大変なんだよな、わかっちゃいることだけど。