妻の退職が決定した

午後から出社して様々残務処理をこなす。ほぼ定時であがってから池袋まで足をのばす。前夜妻の会社からメールがあり、会社の決定をお話したいということだった。それで返信メールを出し池袋で会うことになった。
会社の返事は予想通り、妻の状態では正社員として雇用することは難しいとのことだった。そのうえで前回こちらが提案した会社都合での退職ということにするということで、退職金は自己都合よりも50〜60万アップするようだった。もともと妻は中途入社で社歴は13年くらい。そこに育休一年、今回の病気休業二年ということで退職金も驚くほど少ない。どこもそうだろうが、この会社も15年を過ぎるかどうかで係数が大幅に異なるのだ。
会社が提示した退職金をみて、妻が片麻痺になった対価がこれだとするとなんか悲しすぎるなとも思った。それでもこれで妻の退職が正式に決まったわけだ。妻にはご苦労さんと言いたいと思う。でも面と向かってはたぶん言わないんだろうなとも思うけれど。だって妻にとっても私にとっても、これからもずっとご苦労は続いていくのだからとも思う部分もあるわけなのだから。
面談が終わってから久々池袋の街をふらふら歩いて回った。そして行きつけだった飲み屋で軽く飲んだ。妻の病気による退職という苦い事実を肴にした苦い酒だったんだと思う。