皆既月食は雨で・・・

昨日は皆既月食のはずだったのだけど、見事に雨に降られてしまった。比較的早くに会社をあがったので、一旦家に帰ってから自転車で娘を学童まで向かえにいった。ちょうど風の里に着いたあたりからぽつぽつきはじめた。娘も自転車だったので二人して自転車に乗って帰り始めたとたん大粒の雨。自転車だと5分もかかるかどうかの距離なのだが、二人ともずぶぬれになってしまった。
家に帰りついてからも雨はほんぶりで、一時的には集中豪雨の様相。おまけに雷もすごい勢いでピカピカ、ゴロゴロ。雨は30分くらいであがったので外へ出てみると、空は一面厚い雲がたれこめていて、その雲の奥のほうで雷がピカピカひかっている。なんか映画『未知との遭遇』のマザーシップの到来みたいな雰囲気。こういうのって初めてだな。
そんでもって楽しみにしていた皆既月食は見ることができなかった。そのために娘の夏休みの課題がおじゃんになってしまった。娘は夏休みの自由研究は天体観測がいいとずっといっていた。進研ゼミの付録についていた簡易な天体望遠鏡がみょうに気に入ったみたいで星の観測をといっていた。いくらなんでもそんな玩具みたいな望遠鏡じゃだめだろうと、ヤフオクで5千円前後の天体望遠鏡を買ったのだけど、これも玩具に毛の生えたような代物。星などきちんと見るのは難しくて、せいぜいお月さんを見ることくらい。だもんで月の観測というか、まあせいぜい写真でもとって、さらには今回の皆既月食を観測したということにして、自由研究をまとめさせるかと思っていたのだが。
そんなこんなで、ここ何日かは娘というより、お父さんの方が毎日1時間くらいお月さんを望遠鏡で見て、初めての天体写真なんかをピンボケながら撮ったりしてた。50の手習いでもないのだけど、これはこれでけっこう面白いことは面白い。家の前にキャンピングチェアを出して望遠鏡をのぞきながら、なんとか月を望遠鏡の真ん中に見えるようにセッティングする。それから娘を呼び出して月を見せる。娘は「見えたよ、きれいだね」と言ってすぐに家の中に入ってしまう。まあそんなもんだ。
何回か望遠鏡にデジカメくっつけて撮ってみたのだが、うまくとらえるのも難しいのよね、これが。たいていこんな風にかけちまう。

で、うまく真ん中に捉えたのがこの一枚。しかしいずれもピンボケであることははっきりしているな。でも、やっぱり皆既月食は残念でしたね。