胃カメラの予約をする

正月頃からずっと胃の調子が悪い。腹が張る、不快な感覚、胃液がこみ上げる感じなど。ただし痛みらしい痛みはない。こんな調子なのでガスター10、キャベジン、サクロンといった胃薬を試してみたがあんまり効果がない。四十を過ぎてからはなんどかこういう症状になったことがあるにはあるのだが、今回はちょっと長いかなという感じだ。
それで家から程近い内科医にいってみた。症状を話すと、なんともいえないので精密検査してみましょうとのこと。「胃カメラですか」と聞くと、「そうです」の一言。来週の金曜日に予約して血液採取だけしてもらい、念のため一週間分のもらって4900円なり。
胃カメラはもう何度目くらいになるだろう。ちょうど厄年ぐらいの時に胃の調子が悪かったのでデビュー。それから3年くらいした時に検診で再検査となったので二回目。その時は食道が荒れているので半年様子をみてもう一度検査しましょうとのことでさらにもう一度やっている。都合三回。この歳からするとやや多いくらいだろう。それだけ時々病気に対して神経質になっているということだ。そう、ガンに対してだ。二回目の時に医師は食道の荒れを5ランクに分けて、「あなたはランク3くらいです。これが4になるとガンの恐れがあります」みたいに言った。これには大いにびびったものだった。
今回も心配は心配である。まあ加齢による胃の老化とかストレスとか、まあそういうことによる胃炎あたりだろうとは思うけれど、ひょっとしてきつい宣告されたらみたいな恐れもある。タバコを止めたせいでここ一年くらいで5キロくらい体重が増えている。しいていえばそれが救いといえば救いなわけ。これまでかかる医者に胃の不調を訴えると、必ず「体重減ってますか」と聞かれてきているからな。今となってはへたにダイエットもできないな、逆に不安になってしまうものっていう感じだ。いやはや。
たぶん大丈夫だと思う。いやそう思いたいのだが、時々思うことがある。もし私が長期入院になったら、我が家ってどうなってしまうのかということだ。毎日ヘルパーにきてもらって妻の昼食や夕食を作ってもらっている。とはいえそれ以外の家事全般は私がやっている。朝食を作って妻と娘に食べさせる。洗濯物を干して娘を送り出してから会社へ行く。夜は娘を学童に迎えにいってから帰宅。ヘルパーさんが余分に食事作ってくれていれば、それをいただく。そうでなければ自分で作る。もろもろの後片付け。妻は週2回ディケアで入浴してくるので、それ以外は妻の入浴もある。冬は寒さもあるから少しサボり気味だったけれど。
子どもは女の子とはいえようやく四年生になるくらいだ。じゃりん子チエちゃんみたいなスーパーな小学生に育ってくれていれば良かったが、まだまだ親への依存心は強い。自分で簡単な食事を作ってとかそういう風にはなってくれない。まあ小さい時からあんまり苦労かけたくはないとも思う。それでなくても母親の病気のことではけっこういろいろ考えている部分もあるのだろうとは思う。
しかしだ、こういう環境にあって、ある意味大黒柱である自分がどうにかなったらと思うと本当にしんどい思いがする。ある意味健康がとりえみたいな風で、これまで一度も入院らしい入院もしたことがない。そういうタイプだけに病気、入院、手術みたいなことになったら、一気にへなへなと萎えていきそうでこわい。
まあ出きるだけ気丈夫にしていかなければとも思う。まあ今回の胃のもやもやも多分にたいしたことないのだろうとも思う。大丈夫体重だって、ウエストだってずっと増加傾向なんだから。