風の里イメージコンサートを観にいく

娘の通っている風の里保育園の年に一度の発表会を観にいった。ここではこの発表会をイメージコンサートといっている。娘はこの保育園の開設からずっとお世話になっているので、もう八年目ということになる。小学校にあがってからも併設している学童にずっと通い続けている。
今は妻も週三回は家にいるので、今年で卒業させるかとも思ったのだが、もう一年お世話になることにした。娘もそれを望んでいたし、親としてもここに子どもを預けている限り安心していられるから。実際、ここでは本当に子どものことをよく考えた保育をしてくれている。長くここにいる子どもたちは、うちの子を含めて思いやりのある良い子に育っている。ひいき目ではなくそう思える。
とはいえ、娘も四月からは四年生だ。ひょっとすると学期の途中で卒園することになるかもしれない。もし今年のうちに引っ越すみたいなことが現実になれば、風の里を離れざるを得ないわけだ。まあこればっかりはタイミングの問題もあるので、なんともいえないところもあるのだが。
子どもたちの発表は年少、年中、年長のクラスとも歌、手話、朗読と簡単なミュージカルを行う。学童=アフタースクールは歌と器楽演奏だ。年少、年中、年長のやる歌やミュージカルはみんなうちの子どももその時分にやっているものばかりだから、懐かしくなる。今回、妙に気に入ってしまったのは、年中さんが歌った「恋するニワトリ」という歌。うちの子どもが歌っていたから、以前から知っている歌なのだけれど、よくよく歌詞を聴いていると、けっこう奥が深いというか、単なる童謡っぽくない。ネットでくぐってみると、この歌があの谷山浩子の曲だと知ってびっくり。この人もいきが長い活動をしている人なんだよな。
いろいろネットみていると、まさしく同世代なんでさらにびっくりだ。この人のことってデビューした時からずっと知っているし、NHKの「ステージ101」のメンバーだったのもよく知っている。けっこう可愛かったんだよね。まあ作る曲は独特の世界観があって、ドロドロまではいかないけど、なんかドヨーンとした暗っぽいものがある。でもこの「恋するニワトリ」は素敵な曲だな。風見鶏に恋しちゃうニワトリっていうのがいいよね。

  恋するニワトリ

♪晴れた朝の ニワトリは♪
♪元気がないの ゴメンナサイ♪
♪トサカ サカサカ さか立ちしても♪
♪かなわぬお方に 恋をした♪
♪ココ コココ ココ ココ♪
♪コココ 恋は恋は恋♪

♪屋根の上に 呼びかける♪
♪私はここよ ここ ここよ♪
♪だけどあの人 こっちを見ても♪
♪すぐに向きをかえる くるくると♪
♪ココ コココ ココ ココ♪
♪コココ 恋は恋は恋♪

♪あの人りっぱな 風見鶏(かざみどり)♪
♪私はちいさい ニワトリよ♪
♪貝がら食べても 鉄にはなれず♪
♪貝がら はじける(注) 胸の中♪
♪ココ コココ ココ ココ♪
♪コココ 恋は恋は恋♪

♪旅に出るのは ツバメたち♪
♪お化粧するのは ジュウシマツ♪
♪庭にはニワトリ 思いをこめて♪
♪ひとりでタマゴを うみました♪
♪ココ コココ ココ ココ♪
♪コココ 恋は恋は恋♪
             by 谷山浩子

ウィキペディア 谷山浩子
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娘のいるアフター組がやったものでは、ユーミンの「春よこい」の合唱とドラゴンボールの「摩訶不思議アドベンチャー」の器楽演奏がとっても良かった。1年から6年までいる学童なので、全員集まって練習する機会はほとんどないという話なのだが、なかなかにきちんと揃っていた。小学生たちの歌うユーミンに妙にしんみりとしてしまい、不覚にも落涙してしまった。