ケアマネとの打ち合わせ

年があけて比較的すぐの頃にケアマネから一度、今後の妻の介護サービスの件で関係者を集めて打ち合わせを持ちたいという提案があった。ケアマネと家事支援をお願いしている訪問介護(ヘルパー)会社の責任者、あとはデイケアに行っている病院の責任者でとのことだった。それがデイの病院からは出席できないという返事が返ってきたので、結局ケアマネと訪問介護の責任者との打ち合わせということになった。
話はほとんどを訪問介護の方が主導権をもってすすめられた。要は日々、ヘルパーから報告を受けているのだろう、妻の状態がだいぶん改善されてきているので、これまでのような食事作りにしろ、その他の家事にしろ、いわゆるお手伝いさんのような形ではおかしいということのようだ。曰く「ヘルパーの仕事の基本は見守りです」とのこと。妻のように片麻痺とはいえ、使える利き手のほうでいろいろ家事等をこなすことがある程度できるのであれば、それをサポートするのがヘルパーの役目だということらしい。
これはある部分では我が意を得たりみたいな部分もあるにはある。将来的には妻には主婦として家事全般でもっとがんばってもらいたいという思いがある。職場復帰は難しいとしても、妻として母としての役割をなんとかしてこなしていく方向性を模索していきたいとずっと思っている。そのための生活訓練をどう進めていくべきかということをずっと考えていた。例えば県リハの訓練施設等で集中して行うみたいなことはどうかとか、そんなことをだ。
毎日ヘルパーが見守り、アシストしてくれるなかで料理を少しづつ行っていく。材料を切ったり、味付けをしたり。洗濯物を干したり、取り込んだりは難しいとしても片手でたたむみたいなことを行っていく。そうやってじょじょに家事の作業の範囲が広げられればそれはとても良いことではないかとは思った。
もっとも妻にとっては心外な部分もあるにはあるようだ。話の中で妻に、ヘルパーさんが食事を作ってくれたり、洗濯物を取り込んだり、たたんだりしている時に何をしているのと聞いてみた。するとたいていテレビを見ているか、本を読んでいるとの答え。ようは上げ膳据え膳にあぐらかいちゃっているということなんだな。そりゃ楽だろう、サービスを享受するだけなんだから。でも、やっぱりそれではいかんよということなんだるな。
結局、今後はじょじょに妻が家事を少しづつやっていく、それをヘルパーが手助けする方向にということになった。妻にとってはけっこう正念場ということなんだが、妻がどれだけそのことを理解しているのかとなると、ちょっとクエッションでもある。