また日光へいってきた

  3日、4日と一泊二日でまた日光の保養所へいってきた。うちの所属する健保の保養所は、未就学児童は無料、小学生は三年生までは一泊4千円。四年生からは大人と同じ料金になるのだとか。だもんで、妻がネットで空き部屋情報とかをせっせとチェックして申し込んでしまう。まあ、普通に旅館やホテルに泊まることを考えれば半額いや三分の一みたいな料金だからまあいいかとも思い三ヶ月に一回くらいはいいかというつもりでいる。でも、こうした小旅行も実はけっこう疲れるのではある。
 とはいえ小旅行も楽な部分もある。上げ膳据え膳であること。土日に家族の料理作ること考えれば、これはもう圧倒的に楽は楽。さらに手抜きでファミレスみたいな外食することを思えばたいして費用的に変わらんみたいな部分もあったりもして。でも、この感覚って完全に主婦化してないか。
 日光は9月にもいっているし、今回は冬だし、寒いしで、きちんと観光する気などさらさらなく、まあ保養所で風呂入って飯食ってくればいいくらいのつもりでいた。だから3日の日も妻はけっこう早起きしてたみたいだけど、こっちは前日もあんまり用意とかもせず、当日朝だらだらやりました。実際、たかだか一泊旅行でも家族三人分の支度となるとけっこう面倒だったりもするわけだ。で、出発したのは11時頃。もうまったく旅行へのモチベーションなしっていう感じ。
  いつもだと大宮突っ切って岩槻から高速乗るのだけど、今回はまあいいやとばかりに254を走って、東松山行く途中から川島に折れて、やれ騎西町だのを通って加須から東北道へ入った。しかしこの川島から騎西町あたりまでっていうのは、とにかくだだっ広い田んぼや畑の間をあんまり信号もない道をずっと行くばかりで、なんていうんだろうまさしくディープ埼玉って感じだな。このへんは1970年代くらいだと、長髪でバイクとか走らせていると、たぶんお百姓さんに撃たれちゃうじゃないかなと思わせるくらいディープな感じ。
  結局家から加須に出るとのと、加須から日光まで行くのがほとんど同じくらいの時間という風で2時前後に今市に着いた。今回はほんと寒いしまったく観光プランとかもたてていなかったのだけれど、とにかくあんまり金かかるのは嫌だったので、江戸村とかはパス。そういえば久しくウェスタン村っていっていないから今回は行ってみるかと前日ネットで割引情報とか見に行った3月まで休園とか。おいおい大丈夫か。そのまま閉園なんてことはないだろうね。
 とりあえず初日は「とりっくあーとぴあ日光」へ。
http://www.trickart-pia.com/index.shtml
 けっこう好きなんだなこのトリックアートっていうのが。それに子どもも楽しんでくれるし。ここは二回目だけど、十分面白かった。試しにトリックアートでくぐってみるとあるはあるは。けっこう全国的にあるのね、この手の施設って。というか、ほとんど直営店とかフランチャイズ、あるいは企画制作販売みたいな形式っぽくなっているみたいだね。いや、驚いた。まあお手軽で維持費もそこそこ安くて、それでいて来館した観光客がそこそこ楽しんでくれるっていうところなんだろう。
http://www.trickart.com/
  こうなるとトリックアート美術館巡りみたいなことも暇あればやってみたいなとも思う。手始めに今度近場の高尾山あたりにも行ってみようかとも思う。
その日はその後すぐに宿へ行く。保養所巡りをしていておよそ初めてじゃないかと思うのだが、夕食前に風呂に入った。ここでは一般客用とは別に家族風呂を用意してくれているので妻を入れることができて楽ではある。でも、湯船を入れたり、流したりは利用者がやらなくてはならないとかあるし、そこそこ広いので浴室が寒かったりとかいろいろある。おまけに介護用品が揃っているわけでもないので、妻を浴槽に入れたりするのもけっこうしんどい作業。滑ってこけないように細心の注意を払わなくてはならないし。
 ということで旅行の際の妻を風呂に入れるというのは、自分にとってはけっこう一大イベントでもあるわけだ。そこいくと箱根はよかったな。介護風呂でいろいろ介護道具も揃っているし、手すりとスローブがあるので身障者やお年寄りが自分一人で浴槽に入れるような工夫がいろいろされている。それでもこうして家族風呂が用意されているだけで、ある部分有難いというとこももちろんあるにはあるのだが。
 夕食はいつも感動するのだが、けっこう豪勢。美味しくいただかせてもらった。妻は元気な時から飯食うのがえらく遅かったのだが、病気になってそれに輪をかけているので、いつも食事は一番最後になる。保養所なんで8時になると片付けが始まってしまうので、せかせることが多い。いつもはうちだけぽつんと最後まで居残りみたいな感じになってしまうのだけど、今回はどこかのオヤジの団体がいて、けっこう遅くまで宴会っぽく呑んでくれていたので、少しだけ気が楽だった。