一念発起して全部屋の集中掃除作業及びワックスかけ作業に従事する。以前マンション住まいをしている時には、資産価値の低減化防止のため2〜3ケ月に一度ワックスをかけていた。3LDKだからかけやすいというのもあったけれどけっこうまめだったと思う。いざ売却ということで何社かの不動産屋にみてもらったけれど、その都度「床ピカピカですね」と言わしめたものだ。
この家に越してきてからは、さすがにもう一戸建てだし売却することもあるまいとワックスかけのサイクルは半年に一回程度になっていた。だいたい年末及び６月初旬頃というパターンだったかな。六月初旬は子どもの家庭訪問の時期に合わせてだったかな。たんなる見栄っぱりなだけだね。やっぱり戸建てだとマンションのワンフロアみたいなわけにもいかず作業もしんどかったということもある。
それが妻のことがあって以来一度もワックスかけしてなかったわけだ。たぶん一年半ぶりくらいか。だもんでやや逡巡しながらもようやくいっちょうやったるかとその気になったのは午後遅くから。まず一階の三部屋に掃除機かけて、次に水拭き。それからいそいそワックスかけて。それから階段やってと、ここまではほぼ一人でなんとかなる。
次の二階リビングはまず隣接する和室に掃除機をかけてリビングにある炬燵だのソファーだのを運び込む。さすがにテーブルは一人では無理なので、最初は娘に手伝わせたのだが小学三年生の非力では1メートル程度の移動でストップ。「私もやってみようか」と妻も参加して、片側を妻と娘が持ってゆっくりゆっくり移動させて、なんとか和室に動かせた。「私もけっこう役に立つでしょう」とは妻の弁。でも実際家族三人で協力してできたのはけっこう嬉しいことでもあった。
家具類をすべて動かしてみるとLDKあわせて15畳の空間は思いのほか広いなあと改めて思った。ふだんはテーブル、ソファー、炬燵だのなんだの、それに子どものおもちゃやら勉強道具、妻の衣類、菓子類、私のDVDやら本やらの様々なガラクタが散乱して、とても狭いと常々思っていたのだが。本当になんにもないと広いもんだね。
ここも掃除機かけて、水拭き。キッチンは洗剤使って汚れを落としてから水拭きした。それからきっちりワックスかけて待つこと15分。ピカピカになったフローリングにまたカーペットを敷き、家具類を戻してなどなど。すべての工程終えたのは8時過ぎだったかな。やっぱり原則一人作業だからけっこうしんどいことはしんどい。娘も多少は床拭いたりとかのお手伝いもしてくれる。妻なにかできることがあればという気持ちもある。でも、やっぱり主たる労働力は一人だからな。
まあ、でも久々集中して掃除したので気持ちがいいことも事実だ。今年はひょっとしたらこの家の売却とかも考えてみなければいけないのかもしれない。だとすればせいぜい綺麗にしとかなくてはなどとも思う。うまくすれば売却して借金帳消しにもできるかもしれないのだから。
暮れに測量会社の人間と少し話しをしたら、このへんの地価がけっこう上がっているという話も聞いた。上がっているのに以外と土地にしろ物件にしろ出物が少ないから、けっこう売り時みたいな話もしていた。そんなこんなで今まであまり考えてこなかったことだけど、売却という手もあるのかな〜とも思い始めたところだ。
