やっと休みに〜でも家事仕事が・・・

昨日でようやくお仕事が終了。1月はカレンダーのとおりで9日が初出勤だから10日間の休み。久々だなこんなにまとまった休みも。ゆっくり休みたいところだけど、なかなかそういうわけにもいかない。休みの間はヘルパーもこないし、ようは妻と娘の朝昼晩の食事の用意しなくちゃならないのだから。
頭痛いよな〜。と、今から憂鬱なわけ。なんか何回も書いているような気がするけど、妻がこういうことになってつくづく思ったこと。主婦というか、世の中のお母さんたちは毎日こういうことを普通にやっていらっしゃるわけなんだよね。
元々共稼ぎ派だから、どっちかというと主婦、家事労働、不払い労働、ようは外から金ひっぱってこないお仕事に対してはマイナーなイメージ持っていた部分が大きいと思う自分は。家仕事ばっかりやってないで、外で出てきちんとお金ひっぱっておいでよみたいな気持ちとか。とにかく社会に出て働くのが社会人の原則みたいな感覚持っていたわけ。
さらに言わせてもらえば、けっこう私の周りには優秀な仕事ができる女性が何人かいて、そういう方々をライバルにしてきたり、ある部分尊敬もしてきたところもある。さらにさらに言えば女だからダメとかっていう感覚が私には全然ないし、こと仕事に関して言えばダメな女もいれば、ダメな男もいるっていうのが経験値からでてきた答えな訳。だからできる女性が女だからというだけの理由で仕事辞めて家事、育児にしばりつけられるのもどうなのかなとも思う部分もある。
今、十数人のパートさんとかも常時つかっている。たいてい子育てが一段落した30代後半から40代の方と今子育て真っ最中の保育園組とかがいるのだけれど、けっこうできる人がいるものな〜。優れた人だとさあ、明らかに社員と比べても秀でたりするわけ。こういう人たちがずっと家事、育児にしばられていたのは社会にとっては損失かもしれないなと思ったりもする。さらにこういう出来る人も再就職すると賃金の安いパート仕事くらいしか仕事もないわけだ。
そういうことも考えていくと、格差社会がどうのという以前に、もう少し社会のシステム変えていかないといけないのだろうなとも思った。昨日の仕事収めの後、何人かで酒飲んでた時も結局そんな話になった。うちの会社なんかはシステムだのなんぞというよりもやっぱり労働集約型みたいなところがある。だから優秀なパートさんはいくらでも必要だし、場合によってはそういう人たちの中から社員化していくみたいなことも出てくる。そうしたら会社はどう考えるか。てっとり早いのは社員の給料下げて総体としての人件費がアップしないようにしながら、安定雇用続けていくみたいなこと。アメリカとかだとウォールマートなんかがこの方式のはず。だもんで、いずれお前等の給料下げちゃるみたいなことを酔っ払って力説してたみたいだな、私ってば。
でもこの方式っていうのは、今の格差社会を容認しそれをさらに広げていくやりかたなんだとは思う。でも優秀な労働力をその働き盛りの時に家事労働に縛りつけ、社会への再復帰が安定性のない非正規雇用だけという今の女性のおかれた状況を改善するとっかかりにもなるかなとも思う。
格差社会とかウォールマート方式については、それ自体が批判の対象とすべきだとは思うよ。まずは現在の富みがピラミッドの上の部分だけに偏りすぎた状態を容認するのだかどうかとか。ウォールマート方式っていうのは貧しきピラミッドの底辺部分が傷舐めあって生きていきなさいみたいなものだろう。ウォールマートの正社員が生活保護受けてるっていう記事をなにかで読んだっけな。
今の格差社会は何も目新しいものじゃないと思うよ。19世紀の資本主義と同じやんけっていう感じだ。マルクスの分析じゃないけど、当時は資本家が生産手段を独占してたんだけど、今のピラミッドの頂点の富んだ奴等にとっては生産手段=情報とかシステムみたいなことなんだろうなと漠然と思うわけだ。
なんか恐ろしく話しが脱線してしまったけれど、とにかく思うのは世の主婦の皆さんはえらいなということ。