子どもの音楽会に行く

昨日は小学校で音楽会があった。全校生徒参加、クラス別の合奏、合唱発表会だ。娘が一年生の時には妻と二人でそれぞれ半休をとって出席した。去年は忙しさもあり欠席。今年は妻が行きたいというので自分が半休をとって行くことにした。
学校は家から近いので車椅子でも2〜3分の距離ではあるのだが、いざ体育館に入ろうとするとこれが段差だらけ。妻にはその都度杖歩行で段差を歩かせることになった。そういえば、山田規畝子さんの『壊れた脳生存する知』の中にも、PTA等に参加しようとして学校中がバリアーだらけであることに驚いてしまうという記述があった。まあ、新設校でもない限り学校はたいてい築数十年を経過しているところがほとんどだろう。どうしても古い設計基準というか、ある意味バリアフリーなど歯牙にもかけずということだったのだろうと思う。
エレベーターもなく、渡り廊下とかも、どうしてこうも不自然に段差つけるんだろうという設計にはちょっと首をかしげてしまう。そして妻のような立場の者が学校行事に参加するのはものすごい障壁があるのだなとはつくづく感じてしまう。
本来教育現場にこそ必要なバリアフリーユニバーサルデザインの思想が、この国の学校にはとにかく欠落してるんじゃないのかなと半分僻みっぽくも考えてしまう。もっとも今の文部省はやれ教育基本法改正だの、例のいじめ問題とかでせいいっぱいだから、学校のバリアフリー化なんて思いもしないのだろうけど。
そう、それで娘の演奏。まあよかったんじゃないかな。久々にビデオ・カメラなんかも回してみたりもしたしね。