夏休みも終了

早いもので子どもの夏休みも終わった。今年はなんといっても妻が障害者となって初めての夏ということで、まあそれなりにいろんなことがあった。家にいて昼、夕にヘルパーにきてもらう生活にも少しづつ慣れてきているようだ。子どもも去年まではずっと学童にいっていたけれど、今年は週3回に減らした。妻がディケアにいかない日は子どもも家にいるようにさせた。食事はヘルパーに作ってもらって昼、夜食べていたし、二人でそれなりの生活を送っていたみたいだ。いずれやってくる学童の卒業のための準備になったのかもしれない。
もっとも娘は母親の面倒をみることでそれなりのプレッシャーを感じている部分もあるようだ。またもともとあまり自主的に勉強しないタイプだから、障害をもった母親と二人での生活ではあまり勉強していないようにも思えた。なんとなく流されそうなタイプだから、そこそこ親が口うるさくしなければならないのかなとも思う。自分の経験になるけど、小学生のうちは勉強とかにも出きるだけ親が干渉したほうがいいようにも思う。自分は片親だったこともあり、ずっと放任されていた。で、いつのまにか勉強の仕方がわからなくなってしまった。西原理恵子の漫画じゃないけど、それこそどこがわからないのかも説明できないような理解度だった部分もあった。だから得意な科目以外はまったく駄目ということが中学くらいまで続いたように記憶している。勉強の仕方をそれなりに構築したのは、たぶん高校に入ってからの受験勉強を始めてからだったように覚えている。それもけっこう遠回りしたようにも思う。
だから娘にもこと勉強については口うるさく言っている。早いうちから勉強の仕方に慣れて欲しいとも思っている。わからないことをわからないままにしないようにとか、まあそんなことだ。夏休みの課題というんだろうか、まあ宿題だけど、ドリルは7月中に終わらせてしまったのだが、自由研究とか読書感想文はけっこう延び延びにしてしまった。こういうことの訓練ができていないから、なにをどうやっていいのかも子どもにはわからないのだろう。結局親が大幅に手伝うというか、親の頑張りでなんとかなったみたいだ。
自由研究は、たまごを酢につけて作る「ぷよぷよたまご」に挑戦した。子どもが雑誌にのっていたのを自分でやり始めたので、デジカメで写真にとらせた。それを印刷して模造紙に貼り、観察のコメント、感想の類も原稿を作り、それを娘に転記させた。まあ初めての自由研究なんていうのはこんなものかもしれない。

画像のようにたまごを酢につけておくと、たまごはからがとけて薄い膜だけになる。これが浸透圧の関係で、酢の水分がたまご内部に入り込み1.5倍くらいに大きくなるというもの。5日間くらいで完成し、最後に塩漬けにしてふくらんだたまごを少し縮ませて研究終了。そこそこ親も楽しめた。
読書感想文は娘が本屋でえらんだ次の本。なんでも魔女商会 (5) きえた魔法のダイヤ (おはなしガーデン)
といってもいわゆる感想文の書き方も娘は知らないわけ。結局親があらすじのまとめ方と最後に自分の感想をまとめるというのを全部教えるというか、書いてやった。で、娘はそれを写していって、最後の感想だけは自分で書くようにさせた。なんでも親がかかりというのはどうかとも思うけど、最初のうちはこうやって写すことでやり方とかも学べればいいんじゃないかとも思った。あらすじまとめるのにけっこう苦労して、原稿用紙3枚までの制限があるのに4枚になったのは誤算だったけど。
それで今日は帰宅後、娘の部屋でいろいろと明日の準備をした。まずもっていくものをチェックした。ぞうきん1枚、おおきめ洗濯ばさみ、防空頭巾じゃなかった防災頭巾、三角巾、宿題、親のコメント、捺印をした成績表などなど。しかしこんなこと昔、自分が子ども時代はやった記憶がない。ましては親だの祖母だのにやってもらったためしがない。ある意味、自立してたのかもしれんな子どもの頃は。でも甘々オヤジとしては、こういう風に親がコミットメントしてくれるのも子ども的には嬉しいことでもあるんじゃないかとも思う。いつまでもこんな風に親に常に依存してもらっては困るけれど、いずれ近い時期に父親とは距離をおくようになるのだろうからな。