介護保険の再調査

介護度が4から2に下がってしまったために妻は6月は週3回行き始めたばかりのデイケアが7月には週2回に変更になってしまった。週3回だと足が出てしまうのだからしかたがない。いきなり2段階下がるのが、いくら役人が「それだけ良くなったということです」と言っても納得がいかない部分もあり、ケアマネを通じて区分変更の申請を行っておいた。そのための再調査が今日9時半から予定されていた。昨日家に電話があり、妻が出たのだが来週どこかで調査を行いたいとのことだったらしい。妻が「主人は仕事があるから土日以外は難しい」と答えたので、それならばということで急遽午前中の早い時間帯に行うことにした。
いつもならこういう来客があると根性で朝早く起きて最低限の掃除とかも行ったりしてきたのだが、今回はパス。もうそんな気力もなし。また介護生活で家の中が荒れてきているという今の実態も正直に見てもらおうと思った。妻の起居する和室には洗濯物の山もあり。おまけに妻は前日、本人の弁をそのままにすれば、装具をつけた足で蹴ってしまったというのだが、窓の障子の枠を見事にぶち折ってもくれていた。ただしよく話しを聞いているとベットからの移動の際に転倒しそうになったようだ。障子だけで良かったと思う。窓ぶちぬいてガラスを割ったりしていたら大怪我のもとだからだ。しかし嘘偽りなく家の中が日々荒れていく。でもまあこれはいたし方ないところだ。仕事、家事、介護、子育て、これで家の中がピカピカだったら、それはそれで凄いだろう。まあそんな気力も度量も自分にはさらさらなし、ではある。
調査に訪れたのは30代〜40代の女性の方。身分を聞くと市の職員ではなく市に委託されて調査を行っているという。どこかの施設、あるいは居宅介護支援業者などに属する人かどうかも聞いてみたが、どこにも属さないフリーの立場だという。
調査は前回と同様に妻本人に対しての質問から成り立ったいった。前回の病院での、起居動作、トイレ、着替えなどのほとんどの自立という答えからは幾分かは後退するような回答になったとは思う。実際のところ病室で自立していたことのほとんどが自宅では介護されて始めてできるものでしかなかったというのも事実だったから。
私自身も時々補足説明をしながら、自宅での介護生活がこんなにしんどいものだったのかということを力説した。実際これも本音の部分だ。なんか話をしているうちに、自分でも「なんか今の俺、泣いてないか」みたいな感覚もあった。介護度をなんとかデイケアを週三回受けられるよう2から3にしてもらいたいがための力説とかではなく、なんか介護のしんどさを話しているうちにマジに泣きが入ってしまったみたいだった。
最後に玄関先で調査員の方が「ご本人の前で話せないようなことはありますか」と聞いてきた。いろいろあるにはあるけれど、「だいたいのことは本人を前にしてお話していますから、特にはないです」と答えた。早ければ結果は今月末か来月そうそうくらいになるのだろうか。あんまり期待はできそうにないのだろう・・・・・。