ヘルパーとの顔合わせ

今日は一日休みをとる。午前、午後それぞれ1時間半づつ、妻の生活援助のためやってくるヘルパーさんとの顔合わせをしておく必要があるだろうと思ったからだ。いろいろ自宅内のことを説明したり、鍵をどこに置いておくかとか話しておくことが沢山ある。しかし、妻が退院するとなるとこうしたことで休みを取る機会が益々増えていくようだ。このままだと職場での立場がどんどん悪くなっていくなとも思うがいたし方ない。さらなる出世など覚束ないし、まあ定年までのせいぜい10年を何とか勤め上げればいいやくらいの気持ちもある。でも職場でつかえない奴みたいな評価を受けるのだけは気分的につらいやな。
おまけに今日は、土曜日の授業参観の振替休日で子どもが学校が休み。普通なら学童に朝から預けてしまうのだが、もとより自分が休むことにしていたから、子どもも家で過ごさせることにした。となると来てくれたヘルパーに妻の分の食事を作ってもらうとして、じゃあ私と娘の分はどうするかということになる。どうせヘルパーが来てもいろいろ家の中のこととか説明すると食事を作る時間もないかもしれないとも思い、朝からカレーを作ることにする。これで私、妻、娘の昼、夜の食事はなんとかなるだろうと考えた。
11時半にまず責任者の方が若い女性を連れてきた。二十代後半からせいぜい三十代前半といった感じの人だ。聞けば生後三ヶ月の子どもがいるお母さんだとか。台所のどこに何があるかなどを一通り説明した。責任者はすぐに帰っていったので、ヘルパーさんには妻用にサラダを作ってもらい、私の作ったカレーを盛り付けてもらい妻には食事をとらせた。食事が終わってからは、妻のやけどの処置の仕方を実地で見せて、出来れば昼の時間帯に一度取替えをやって欲しいと伝えた。
夕方は、また責任者の方がおそらく60代だろうなというオバサンタイプの女性を二人連れてきた。昼間来た若い女性と三人でシフト制にするという。今度は責任者の方が二人に台所の様子や、鍋釜の場所などを教えていった。それから責任者と一人のオバサンは帰っていき、残ったほうが今日の担当ということだった。彼女にもサラダを作るようお願いをし、カレーと一緒に配膳させた。
とりあえず昼と夕方のヘルパーによる生活援助で何とかしのいでいくしかないわけだ。しかし家に他人が入るということもまたストレスの種になりかねない。ヘルパーさんたちには、どうぞ好きにいじってくださいと言ったが、徐々に食器類の置く場所も違ってきたりするわけだ。まあ逆に今まで無頓着にしてきた台所も綺麗に片付いていくかもしれない。