いや〜、これも非常に懐かしいグループだ。最近自分のストライク・ゾーンの一つがアコースティック・ギターストロークをメインにしたハーモニー重視のフォークロックだということを再認識しているのだけれど、ブレッドはまさしくその王道的グループ。ソフト路線のアコースティック・フォーク・ロックとしては、西のブレッド、東のオーリアンズみたいな感じかしらん。ややソリッドになっていくとイーグルスやCSN&Yみたいな感じになる。
まあそれはそれとして、breadである。高校生くらいの頃から聴き始めたのだと思う。「Make it with you」「Baby I'm-a want you」「IF」「Diary」なんかを愛聴していたんだと思う。そして大好きな「Guitar man」。大学に入ってゼミで親しくなった友人から二枚組みベスト盤LPを借りてからはスローバラードだけじゃないんだなと再認識もした。「Mother Freedom」なんかはけっこうロックしているナンバーだ。あと「Down on my Knees」はリッケンバッカーの12弦エレキを使っていて、初期のビートルズっぽくてけっこう微笑ましい。
しかしどの曲も本当に懐かしい。けっこうコピーして弾いてみたものだった。比較的簡単なコード進行、簡単なストロークやスリーピッキング系が多くてコピーし易かった印象がある。今じゃ指全然動かないから我が’70年代の神話系になってしまうけど、当時はけっこうギターいけてたのにな〜などとも思ってしまう。
このベスト盤CDもほとんどが昔聴いた二枚組みLPと同内容のものだ。しいていえば、LP盤には「Guitar man」の収録がなかったようにも思う。これは名曲だとは思う。あとベスト盤はヒット曲を集めたものだから、回顧的に聴くにはとても便利なのだが、以外と自分好みの曲が落ちていたりする場合もある。最近はなんでもかんでもベスト盤ですませることが多いので、なんであの曲がないみたいなぶつぶつも多くなる。＜ベスト盤の快楽と憂鬱＞と名づけている。この「the best of bread」にもなぜか「灰色の朝」が収録されていない。けっこう流行っただろうにとも思うのだが。
ちなみにbreadについての詳細はこちらから。
http://www02.so-net.ne.jp/~m-sasaki/bread.html
