7時過ぎに娘を連れて国リハへ。妻はいつも通りの状況。PT、OTをこなしたという。初めての外泊の感想については看護師に簡単なレポートを提出してあったのだが、その中で装具なしでの歩行訓練も取り入れてほしい旨をリクエストしておいた。装具なしだと内反尖足があり極めて不安定な歩行になり短い距離でも歩行が難しくなる。そうはいっても家の中で一日中装具をつけているわけにもいかず、コタツに入ったりする時には当然装具をはずす。そこから立ち上がりトイレなどにいく時に装具をつけたりということがなかなか難しいので、どうしても装具なしの歩行も必要になるというのが、一日自宅で生活させたうえでの実感だった。しかし、これについてはPTの先生や看護師からは難しいということのようだった。
妻の話では、装具を使っての訓練を先行させてきているから、またすでに装具も作ってしまったことだしという話がPTの先生から出たともいう。正直こちらとしても、装具なしでここまで歩行が進むとは思ってはいなかっただろうという思いもあるので、難しいところだと思う。また、一コマ45分の中で十数分装具なし歩行練習をしたとしても、それほどの成果はあがらないだろうとも思う。今の妻の歩行実態は、せいぜい100メートル前後、それも平坦な病棟内での歩行だ。一般の歩道での歩行訓練はまだ高々数10メートルといったレベルだ。これから退院に向けてのところでは、一周90メートルの病棟内の廊下を何週も疲れることなく歩行できるくらいでないと、とても日常の歩行(している歩行)にまではいかないだろうとも思う。そこにまた装具なしの歩行をもという要望はあまり現実的ではないのかもしれない。ようは朝起きたら装具をつけて、寝るまでの間装具をつけっぱなしにするという習慣付けが必要になるのかもしれない。逆にそちらの要望を出す必要もあるのかもしれない。
8時ジャストに病院を出る。