妻の状況(3/21)

 休日、1時過ぎに病院へ。外食予定のため、病院に一番近いココスへ。ここでの外食も定番化しつつある。
 食事後は自宅に向かう。前回に引き続いて自宅内に入る。車から玄関までは4点杖を使って歩行する。安全のため左脇に手を添えるが、数メートルの距離のためほぼ自力で。室内では前回同様、まず一階のベッドに座らせて休憩をとり、その後に二階のリビングへいく。階段の昇降でも4点杖を使い左脇を介助する。病院のPT訓練場にある昇降練習用の階段に比べて自宅の階段の段差が大きいのでかなり不安定な状態ではあったけれど、前回の手摺と介助による昇降に比べると少し安定しているようだった。やはり4点杖の利用は効果的なようだ。
 リビング内でも4点杖を使っての移動を何回か試してみた。和室からリビング、リビングから洗面、トイレなど。二人ともこの杖があれば、室内での移動がけっこうできそうなことを確認できた。うまくすれば車椅子を使う必要ないのではとも思った。ただし、妻の注意障害がどこまで改善されるかわからないので、杖を置き忘れるといったことも考慮する必要があるので、何本か用意しておく必要もありそうだ。
 階段を降りる時には、右側に手摺があるので杖を使用しなかった。階段の下りは昇りよりもかなり不安定だし、本人も相当怖いようだ。昇り降りも訓練や慣れでどうにかなるのかもしれないが、現段階では介助なしでは難しそうだ。
 リビングでの移動訓練の後は、風の里保育園のイメージ・コンサートのDVDを見せた。妻が出席したがっていた発表会だが、手術の直後だったので行けなかったもの。保育園からビデオを借りてDVDにダビングしておいたのだが、こどもたちの演技全体を撮っているので、娘の姿を探すところからはじめなければならない。娘と私で、画面を指差しながら、ここ、ここなんて言い合いながら30分程度、娘が加わった合唱や器楽演奏のところだけを見せた。
 病院へは5時頃に戻った。4点杖については、まだ病棟内での使用が許可されていないことや、もし許可された場合はPTからも借りることが出来るというので、持ち帰ることにした。病室に戻ってからまたすぐに一階に降りて長い廊下を数回手摺を使っての歩行自主トレを行った。妻は、50メートル近い距離の歩行を数回行っても別段疲れた様子も見せなかった。
 帰る直前に担当看護師と会い、医師との面談を23日にお願いした。妻がここまで回復してきた以上、そろそろ退院の予定とかも設定されることになるのだろう。自宅療養か転院かの選択も行なわなければならない。