1500冊の出品

 書店のフェア出品で単行本1500冊という大口があり、たまたまパートさんとかの休みが重なったので自分でやってみた。これまでであれば出品リストを作って現場に流せばよかったのだが、そうもいっていられない。まあ試しにやってみたのだが、けっこうしんどい仕事でしたな。正味で4時間、ただただひたすら棚からピッキング。20冊程度の書籍を抜いてはコンビや台車に置く作業を繰り返す。こういうことを日々パートさんにやらせていたのだなと感慨深くなることもなく、単純作業を呪うばかりでした。
 おそらくアマゾンあたりでも多数のパートさん、アルバイトさんたちが日々こういう作業を繰り返しているのでしょう。ただ異なるのは、多分アマゾンに比べてうちの倉庫があまりにも狭いことだろうと思う。アマゾンあたりはやはり棚と棚との間の通路を相当広くとっているだろうから、それこそカートとかを持って棚を移動でき、カートが一杯になったら別の台車等に移し変えとかをしているのだろう。それに対してこっちはというと通路が狭いから、カートなどを持ち込むスペースもなく、ピッキングした本は腕に載せ顎で押さえるという原始的かつきわめて肉体をこき使う手法をとる。ピッキングした書籍を支えるのが限界になるとそれを棚のエンドに置いた台車とかに持って行く。
 こういう力業を日々強いているわけなんだよな、我々は。それでいてほとんどミスのないパートさんたちはつくづく偉いとは思いました。単純作業とはいえ毎日こなすことでピッキング作業も熟練していくということでしょう。それでも賃金部分では報いることがあまりできないわけで、心苦しい部分もある。
 しかし、明日は多分完全に筋肉痛だなとは思いました。