医師との面談(3回目)

 国リハでは毎月20日過ぎに各患者の症例ごとに医師、担当看護師、PT・OTなどのリハビリ担当者師、さらにMSWが加わってミーティングをもつことになっている。そこで病状や回復度などを話し合い今後の治療計画や退院の時期などをまとめる。そのうえで主治医から患者の家族への説明がある。今日はその説明を受けてきた。主治医とは入院当日に治療計画を受けているので、12月の経過報告を1/4日に受け、今回が3回目になる。内容については

1.症状について
入院当初に比べてやや落ち着きが出てきている。
2.転院について
本来であれば、そろそろ退院後のこと(自宅療養もしくは転院)についての話をもちたいのだが、頭蓋骨の形成手術のことがある。
一旦、脳外科のある病院に転院して形成手術をしたうえで、再転院してリハビリを行ってはどうか。ついては国際医療センターと連絡を とってもらいたい。

 頭蓋骨の形成手術のことは念頭から離れたことはなかった。国リハで3ケ月なりの回復期リハビリを行ったとしても、再度医療センターで手術のための入院を行う。その後をどうするかという問題だ。理想的には手術後にもう一度、国リハに戻ってこれればいいとも思ってはいたのだが、ふじみ野市役所の訪問調査員の話では、国リハはそのへんが難しいということだった。だから今回の医師の話はある意味、渡りに船ともいうべきものだった。
 何回も確認したのだが、形成手術後の再入院は可能であり、一ヶ月程度の集中的なリハビリを行えるとのこと。具体的な話はなかったが、その間に退院後のことについてもいろいろとサジェッションが可能という風なニュアンスだった。もちろんそのへんは医師からではなく、MSWからということになるのだろうが。
 こちらからは形成手術はやはり国際医療センターで行うべきかどうかを聞いた。医師は普通そうでしょうという。逆になぜ別の病院を考えるのかと言われるので、とにかく都内の病院は遠いので、見舞い等がしんどいことを言った。医師は今回の手術は頭の表面のものだから、それほど難しいものではないし、家族が毎日病院通いする必要はないだろうし、やはり前回施術をしたところがいいと言う。そのうえで早急に連絡をとってもらいたいとも。
 妻の最近の状況についていえば、すでに看護師等には伝えておいたことだが、妻が泣いたことについて話すと、落ち着きが出てきたことにより本人も病状認識が少しづづ出来たきたということだろうという。今後回復していけば、さらに病状認識が進むことで、いろいろと落ち込んだりという状況もあるので、病院側も対処はするとのことだった。
 さらに形成手術後は、人口骨を使うので免疫力が落ちる可能性がある。これまでの症例でも一年に数人くらい感染症で再度脳外科病院に転院するケースがあること、それが一番心配なことという説明があった。
 面談終了後にはすぐに国際医療センターに電話する。たまたまうまく主治医だったO先生と話ができ、来週木曜にアポをとった。その時に現在の国リハの医師からの情報提供書が必要であることなども聞く。電話の後にすぐにナースステーションに行き情報提供書の申請を行う。とにかく動きは迅速にだな。状況は動き出すとほんとうに急展開だ。とりあえずあれやれ、これやれということで右往左往しがちだが、動く主体は自分自身なのだから、そのへんをきっちりさせとかなくては。
 しかし、転院、再転院の手続き、さらには退院後の自宅介護手続き。介護保険による在宅サービスのもろもろ、自宅改修、身障者手帳の申請など、やるべきことは目白押しなわけだ。ほんとに、やれやれ・・・だよ。
 そういえば、病院に行く前に役場にも立ち寄った。精神障害者保健福祉手帳の申請書をとりにいったのだ。これもたぶん必要になるのだろうから。