クリミラーが届く

 脳梗塞に倒れながら見事に社会復帰を果たしている経済人類学者栗本慎一郎氏考案によるリハビリ器具だ。自己解釈だがラマチャンドランという脳科学者の幻肢の治療に用いたミラー・セラピーからヒントを得た一種の視覚錯誤を用いてマヒした腕、手の神経回路を復活させる器具だと思う。麻痺のない例えば右の手・指・腕を鏡に映しながら様々な運動をさせると、あたかも左の手・指・腕も同じように動いているように見える。その動きにあわせて麻痺のある側を介助者に同じように運動させることで神経回路をつないでいこうということのようだ。
 自分でもやってみると、本当に視覚錯誤が生じる。なんだかいけそうな気がするな。早速、明日病院で妻にやらせてみたいと思う。今はもう藁をもつかむ気持ちでもある。なんであれ試せるものは試したい。妻がどれだけ乗り気になってくれるかどうかはわからない。もちろん病院でのリハビリがメインだとは思うのだが、土日はリハビリが休みなだけに出来れば短時間でもやってみたい。月曜から金曜までをリハビリに費やしていても、土日を挟むだけで筋肉はもとに戻ってしまうという説だってあるのだ。早期リハビリは、リハビリのゴールデンタイムとさえいわれている。少しの時間でもやることが必要なんだと思うのだが。
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