出版健保へ

 相変わらず夜更かし生活が続いているので、朝9時起きがやっと。寝たのが5時過ぎだもんな〜。今日は午前中だけやっている出版健保へ妻の療養費還付の手続きにいった。今現在妻がつけている保護帽(あの10万したやつ)が6割程度還付になるというので、その手続きをしに行ったのだ。6万でも戻ればとても嬉しいから。
 出版健保に着たのは何年ぶりのことだろう。会社が移転する前は文京区だったからけっこう来たんだよね。保養施設の申し込みとか、ここの医院もけっこう利用した。なんたってここで治療受けると安かったから。思えばここで胃カメラ飲んだこともあったけな。
 で、還付窓口に持ってきた領収書やら医証(医者が保護帽の必要と認めたという証明書)などを提出したのだが、担当者はすぐに後ろに戻ってなかなか戻ってこない。しばらくして上司筋の人が出てきて、書類の提出と療養費還付の請求は妻の務め先を通じてやって欲しいとの話だった。そのうえで、出版健保としては前例がないので、現段階では還付ができるかどうかわからないという。還付があるということを前提で作っているんですが、と食い下がり、業者から渡されていた還付可能という紙ペラを渡してみせた。そこには、こんな風に書いてある。

保護帽は健康保険において、医師が治療遂行上必要があると認めた場合には、治療用装具として療養費の支給が受けられます(健康保険の療養費払い)

※保護帽子(頭骸骨欠損部分保護)の支給について
          (昭和40年10月19日 保文発453)
人口骨を挿入するまでの間、頭頭蓋骨欠損部分を保護するために使用したものであり、療養上必要にして不可欠なものと認められるので、療養費支給の対象として差し支えないこと。
なお、支給すべき療養費の額は、被保険者が当該装具を購入するために現に要した費用の額の範囲内で決定されたいこと

 担当者は歯切れ悪そうにこう言う
「確かにこれを見ると支給できそうですね。でもとにかく前例がないものですから、現段階ではなんとも申し上げられないんです」
 とにかく妻の会社を通じて請求しますので、もし還付ができない場合は連絡して下さい。その場合は、こちらも異議申し立てではないですが、理由等をきっちり伺わせていただきますとして、こちらの連絡先を教え、担当者の名前を聞いた。
 それにしても出版健保であっても前例無しとは・・・・。妻の症例がきわめて特異なことを認識してしまった。出版健保なのに、加入者のほとんどが出版社勤務であり、不規則な生活の人が多いから、けっこう脳梗塞とか所謂脳血管障害のは沢山ありそうなのに、減圧開頭術とその後の保護帽の利用のケースが皆無というのは、ショックといえばショックなわけだ。しかし、また妻の会社への頼み事が増えてしまった。とりあえず今回は郵送での依頼ということにしちゃおうかな。