7時の面会時間終了5分前に病院に入る。妻はナースステーションで看護師と話をしていた。なんでも私との馴れ初めについて話をしていたという。看護師がぜんぶ聞いちゃいましたよと笑っていた。担当の看護師から久しぶりにいろいろと話を聞いたが、だいたいのことはこれまでの他の看護師や看護師長から少しずつ聞いていたことと変わりはなかった。
・病状、リハビリについては、ほとんど変化がないこと。 ・衣服は出来るだけ頭からすっぽりかぶるものが望ましい。前がボタンのものだと暑がって人前でもボタンをはずすことがある。現在Ｔシャツを中心においているのだが、それでかまわないとのこと。 ・尿取りパットの在庫が少なくなってきているので購入すること。 ・テレホンカードがなくなった。長野の実家などにも電話しているので消費量が激しい。またテレホンカードも落としたり、どこかに置いてわからなくなるので看護師が預かるようにしている。同様に引き続き、金銭もなくすので与えないように。 ・病室内で夜騒いだりはなくなったが、相変わらず夜なかなか寝付けない。その分、昼間うつらうつらしている時間帯や、休憩時間にベッドで寝ていることが多い。前の病院でのベ ッド生活で昼夜逆転した生活リズムを戻すよう心がけている。 ・また睡眠薬も8時頃に飲ませると夜2時、3時頃に目を覚ますようなので、投薬の時間帯10時頃にずらすようにしてみた。 ・注意障害についてはリハビリで少しずつ改善されるかもしれないが、現段階ではなんともいえない。 ・本人が外出を強く希望している。土日等で数時間の外出は可能なので3日前までに届けをだしてもらえれば認める。 ・外泊については、家での受け入れ準備もあるのでまだ難しい。
とりあえず24日、25日に1時から4時までの外出届けを出した。とはいえ、たぶん病院の外周を散歩したり、ちょっとだけコンビニに寄ったりする程度になるんだろうと思う。
この看護師は27歳の女性。長身で眼鏡の理知的な感じの人だ。個人的にはこういうタイプに弱いな。リハビリ専門の看護師として知識、経験もそこそこあるようで、話していても率直にものを言ってくれるので信頼をおける。
私が看護師と話している間、妻は娘とオセロをやっていた。またまた接戦で僅差で娘が勝った。その後、たくさん持ってきた妻の着替えの下着、パジャマ、ジャージ等を片付けてから、妻が強く望んだので少しだけ病院内を車椅子を押して散歩。あっという間に8時を回ってしまい、看護師長からそろそろと言われて病院を出た。
