娘の溶連菌

 娘の溶連菌はなんとなくよくなっているようだ。結局熱があったのは木曜日だけだし、多少咳や喉の痛みがあるけど、それほどひどい状態ではない。抗生物質が効いているんだろう。今日はいつも通り学校へ行かせたし、学童へも行った。別に問題はなかったようだ。
 医者からひどいようだと熱が続く、腎臓をやられるだのと脅かされたけど、まあなんとなく回復基調にあるようだ。溶連菌とか何かおどろおどろしい名前でびっくりする。最近はこうした感染症がけっこう日常に飛び交っていて、子どもがいる家庭では割と普通に認識されているけど、昔でいえばこういうのをひとくくりで風邪=感冒でかたずけていたんだろう。
 しかし溶連菌、溶血連鎖球菌と簡単にいうけど、いくつかの型があり、特にA型はいわゆる猩紅熱といわれるものだ。いまでは抗生物質がよく効くので、それほどの大病ではないのかもしれないけど、かってはあのヘレン・ケラーを三重苦にさせた恐ろしい病でしょう、これって。伝記を愛読してた私なんぞには、そこそこなじみのある病気だし、それはそれは恐ろしい病というイメージがある。だから三年前に初めて娘が感染した時にはけっこうショックだったんだが。
 とりあえず娘は回復しつつある。ただし二週間分もらっている抗生物質は飲ませ続けなくては。さぼるとまた菌が出てくるよとは、医者のお言葉でした。