介護保険・療養給付

 医師との面談もあり仕事を休む。
 午前中、妻が入っている保険会社に電話をして療養給付のことを聞く。1日5000円で、最大120日支給があるとのこと。専用の診断書と請求書を送付するといわれたのだ、今日、医師と会うことになっているので、病院に一番近い保険会社の窓口に取りに行くことにする。
 その後、役場に行き介護保険と身障者手帳について話を聞く。当然のことながら窓口が異なるのだが介護保険窓口でそれぞれの担当者から説明を受けた。このへんが合併したとはいえ、総合支所=旧町役場の小回りのきくところかもしれないな。いずれはあっちへ行け、こっちへ行けみたいなことになるのかもしれない。
 介護保険、身障者申請にしろ、すべて次ぎのリハビリ系病院での退院近くになってからの申請になるという。こちらとしてもすぐにということではないのだろうが、そうそう何度も休みをとって出向くわけにはいかないので、とりあえず説明だけうけてきた。妻の場合、退院後はいろいろと介護保険を使った訪問介護みたいなサービスを受けることになるのだろうと思う。しかしそうなって欲しくないとはいえ、車椅子生活を余儀なくされることになれば、当然身障者としての保護やサービスを受ける必要もでてくる。まあ、いずれも次の病院で医師やケースワーカーと相談のうえでの手続きということになるのだろう。
 その後、新宿NSビルにある生命保険会社の窓口で診断書をもらいにいき、病院に着いたのは2時半過ぎ。医師とは2時から3時の間にというアバウトなアポだったのだが、すぐに会えることは会えた。しかし、転院の話、保険会社の診断書の依頼をして、病状について詳しい説明を求めたところでタイムアウト。脳外科の先生は外来の合間に時間をさいてくれているようで、今日はこれ以上時間をとるのは難しいとのこと。金曜日の夜に再度時間をさいてくれるとのことだった。しかし、なんのために私って仕事休んだんだろう。
 この先生、電話の声だけでなく直接あった印象としても、とても優しそうでいい。それでいて判断とかも的確で信頼できそうな雰囲気だ。妻の脳梗塞クモ膜下出血を合併した症状についても、内頚動脈あたりで血栓(塞栓だったか)がおきて脳梗塞になった。その後、一期に血流が流れ出した影響で出血がありクモ膜下にまで達したのだろうとの説明。なるほどと思った。内頚動脈で詰まったということから、こちらとしてはアテローム血栓性梗塞を疑っているのだが、その後血流による出血となると心原性脳塞栓症なのかもとも思える。
 妻の発症の原因、病状、今後のことなど、少なくもと一ヶ月近く入院しているのだが、きっちりとした説明を受けたいとは思っている。しかし救急の大病院だけに、医師はとても忙しい。どれだけ時間をさいてくれるのだろうか。

 たまたま病院にいく途中で保護帽を注文している会社の営業マンを見かけ、少し話しをする。それで代金を直接その場で支払う。10万8千円也。郵便局で支払うように振込用紙をもらっていたのだが、とにかく郵便局に行っている時間もないというのが現状。納品は12月14日ということだったので、転院先の病院に納品するように頼んだ。
 
 二日ぶりにあった妻は、しきりに娘に会いたがった。二日会わないだけなのに。ダンナより娘らしい。そのことを半分イヤミっぽく言ってみると、あなただって私より娘でしょうという返事。
 容態は安定しているようだし、食欲もある。夕食は完食。やはりポロポロ食べ物を落とすけれどこの食欲は救いでもある。担当医から聞いた、減圧開頭術を受けた患者ですぐに口から食べ物を食べれる人は少ないということにしろ、嚥下障害らしきものもないことにしろ、このへんが回復への希望でもある。
 話をしていても今日についていえば、涎の頻度も心持少なくなっているような気がした。ただ麻痺している左腕の関節がやや硬くなっている印象も受ける。やはり早くに本格的なリハビリをはじめなくてはならないのだろう。