医師から説明を受ける

 今日は2:00頃に病院へいく。娘と二人で久々電車をつかっていった。
 担当医師は脳血管検査のためカテーテルを行う必要があり、承諾が必要とのことでこちらを待っていた。そこで術後の経過や今後のことなどについて説明を受けた。

  • 術後の経過は予想以上によい。普通、減圧開頭手術をした患者は相当期間食事ができないが、妻は二日目から口から食事がとれている。現在ではお粥ではなく普通の病院食やごはんが食べれている。これは画期的なことである。
  • 治療方針としては、脳の腫れは以前としてあるが頭蓋骨の一部を取り除いているのでそこから圧がにげている。そのため点滴治療は終了した。
  • 早期リハビリ。今後は出来るだけ早くにリハビリ系の病院に転院して早期リハビリを行ってほしい。回復期リハビリを行う病院はあまりないのだが、川越の病院に空き、受け入れができるかどうか照会中である。そちらでも出来るだけ早くにその病院とコンタクトをとってもらいたい。早期リハビリでの入院は三ヶ月が限度であり回復の如何によらず退院することになる。
  • 回復の可能性としては、杖を使った歩行はある程度まで出来るかもしれないが、基本的には車椅子での生活になるだろう。
  • 脳血管撮影は、カテーテルを使い脳内に造影剤を抽入してCT撮影を行う。異物混入に伴う感染症や微小脳梗塞の危険性もあるが今後の併発予防や今回の脳梗塞の原因追及のために必要な検査である。これまで103回行っているが感染症等の発症は一度もない。この検査で脳にさらなる障害等が起こる可能性は1000人に一人程度とのこと。確率的には危険性は千分の一程度、でも蓋然性の世界では、結局おきるかもしれない、おきないかもしれないということだ。

 妻を車椅子に乗せて娘が押し病院内外を散歩。病院の地下食堂で娘はカツ丼、私は親子丼を食べ妻はケーキを食べた。家族三人でまたこうして食事をとれたことは喜ばしいことだ。妻が倒れてすぐにはこんなことは思いもよらないことだった。
 妻が回復するにつれて、だんだん以前の生活に戻りつつあるということだ。妻が車椅子に乗っているという現実、妻が丸坊主であるということ、マヒのため左腕、左足がまったく動かないということ、口にも若干のマヒがあるためしまりなく、ひっきりなしに涎をたらしているということ、そうした現実があるとはいえ、とにもかくにも家族三人で食事ができるようになったことを素直に喜ばなくてはならない。
 帰りに娘を少しでも遊ばせたいとも思い池袋のサンシャインによった。時間が遅かったので水族館もやっていず、トイザラスで娘が欲しがるおもちゃを買い、池袋の東口で寿司(回らない寿司)を食べて帰宅。