2005.11.22(火)はじめて見舞いをやめる

 翌日が休日で、どうせ病院に張り付くのだからとも思い、また毎週火曜は定例の会議もあることなどから、この日は妻の入院以来始めて見舞いを見合わせた。妻は寂しい気持ちになるだろう。でも、これからの長い闘病生活の中では、それが普通になってくるということをじょじょに妻にもわかってもらわなければならない。慣れてもらわなくてはならないのだとも思った。
 会議は上司の都合で木曜に延期。早めに子どもを学童に迎えにいき、久々PCショップで買い物もした。この日は大町の弟のカミさんも東京に出張で出てきていたので、二人で妻を見舞ってくれ我が家に泊まってくれた。見舞い生活が続いていると会社にしろ、家にしろ人と話をするのがある種の息抜きでもあるとは思う。弟の話では妻はこの日初めて車椅子に乗ったという。乗る前は早く乗りたい、乗りたいとせがんだのに、いざ乗るとやはり座る姿勢がしんどいのか、早く病室に戻りたいと口にしたらしい。今の彼女にとっては早く元気になりたいという焦りや願望と、そうはいかない病状との葛藤が続いているのだろうと推測する。そして見舞う、看護する我々はとにかく頑張れとしか言うべき言葉がないのだ。