『ヒズ・ガール・フライデー』

 ハワード・ホークスの傑作コメディだね。ワイルダーの『フロント・ページ』はこの映画のリメイク。日本未公開の作品だからまったく初めて観たのだが、ウォルター・マッソーが扮していた新聞社の編集長役はケーリー・グラントジャック・レモンの敏腕記者役は女性記者でロザリンド・ラッセルが演じている。その分、ずいぶんと粋な映画になっている。ケーリー・グラントの二枚目ぶりは色気があっていいね。この時代、ものすごい人気だったんだろうな。つい最近『フィラデルフィア物語』も観ているがここでもカッコよかった。売り出し中のジェームス・スチュアートも良かったけど、カッコよさではグラントがはるかに上だ。
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