J.プレスのジャケットを買う

 アパレル的にはけっこう有名らしいオンワードの社員向けのセールに行ってきた。カミさんが会社の同僚から招待状をもらってきたらしいのだが、なんでも必ず行くことが条件になっているとかいう。すごいね。
 会場は田町から専用バスが運行されていて、ものすごい人がでていた。この情景だけ見ていると不景気っていうのはウソ、あるいは景気の良い人々がこの国には沢山いるらしいことがわかるね。レジ前の長蛇の列にはびっくりする。
 レディースとメンズでそれぞれ別の建物でセールをやっていて、それぞれの間もバスで移動するんだから、すごい。とりあえずレディース館でカミさんが別行動。私は娘のお守りで子供服コーナーをうろうろしていたんだが、気がつくと子ども用組曲フォーマルドレスなんか手にしているんだから笑える。
 しかしこういう場所に私のような人間を放し飼いにするのもよくない。本来的に物欲オヤジだから、物ホシィ〜的熱情にすぐに火がついてしまう。最後に15分だけ寄ったメンズ館であっという間にJ.プレスのジャケットを数着ゲットしていた。冷静に考えれば、5万のジャケットが3万で買えるからっていっても、何着も買うかよ。ここ最近はイトーヨーカ堂の2万のブレザーだって、セールで1万になった時にたまに買う程度なのに。だいたい普段の服装はほとんどユニクロ。気がつくと靴とパンツ以外、全部ユニクロなんてことがザラだというのにだ。クレジット・カードの呪いだね。おまけついでにレディース館の宝飾コーナーで10スィートのダイヤのリングまで買っているんだから、来月の支払いはかなりすごいことになるよ。
 でも、J.プレスのブレザーも1着買ったし、これはこれで良かったと思う。以前も持ってはいたとは思うが、現在のようなAB体型になってからは初めてだな。まあ、いいものはいいということ。とりあえずJ.プレのブレザーだし、定番だし、1着くらい持っていてもいいよな、と自分に言い聞かせる。
 しかし、こんなに洋服で興奮できたのは、へたするとニューヨークのブルックス・ブラザースの本店に行った時以来かもしれないな。あの時もブレザーからネクタイ数10本まで(たまたまセールだった)心躍らせて買い物したもんな。