久々のんびり

 今日は久々のんびりと過ごした。先週、先々週と二週続けてスキーにいったので、ずっと疲れ気味。今日だけは完全オフのつもりで、午前中は先週借りたCDを聞いてすごした。
 『THE SIDWINDER』リー・モーガン、『DIPPIN'』ハンク・モブレー、『HANK MOBLEY SEXTET』ハンク・モブレー、『AT THE CAFE BOHEMIA Vol.1』ジャズ・メッセンジャーズの4枚。
 『THE SIDEWINDER』はいわばジャズ聴き始めるきっかけになった1枚。中学生時代の同級生が教室のオルガンでこの曲を触りをやっていたので覚えた懐かしい表題曲。同級生の名前とかも思い出せないが、今思えばずいぶんとおませな奴だったな。まあそれを喜んで聴いていたこっちもこっちではあるが。それ以来ずっと愛聴しているわけだ。いわゆるソウル・ジャズ、R&Bぽいノリの曲だがこれもジャズだとは思う。ブルーノートの'60年代のこうしたソウル・ジャズ系のアルバムって、かなりあるんだとは思う。コマーシャリズムだの、お手軽だのといわれることもあったらしいが、どれもけっこういいノリをしていると思う。ルー・ドナルドソンの『アリゲータ・ブーガルー』とかそのへんのアルバムだね。
 今聴いてもけもけっして色あせていないと思うのだがどうだろう。やっぱりアーティストの技量がすごいから、軽めのソウルっぽいものでもしっかりとしているとかいうことなんだろうな。
 今思うにこのへんのソウル・ジャズって、'70年代のクロス・オーバーとかの前走みたいな部分もあったんじゃないかと思う。まったく方向性は異なるけどマイルスのエレクトリック・サウンドとかの露払いみたいな部分とかも担っていたようにさえ思うし、当然CTIのイージー・リスニング・ジャズとかにも影響を与えているんじゃないかと思う。
 軽めだけどブルージーなソウル系、黒っぽい雰囲気、そのへんが流石がブルーノートっていうところなんじゃないかと、ほとんど当てずっぽうの思いつき。
ザ・サイドワインダー  ディッピン  カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ Vol.1 (紙ジャケット仕様)      ハンク・モブレー・セクステット (紙ジャケット仕様)