ONE COIN DVD

 1枚500円のDVDに思い切りはまってしまっている。
今回は、アマゾンで5本購入。

 コスミック出版というところで出しているんだが、とにかく安い。前に近くのホームセンターで売っていたの見かけ、その時は『アラバマ物語』『踊る大紐育』の2本を購入している。こういう名作がなんで500円なんだとほとんど狂喜しているところだが、たぶん著作権切ということもあるんだろう。
http://www.cosmicpub.jp/cosmic-dvd/index.html
 けっこうこのリストだけを見ているだけでわくわくするものがある。
 昨日は明け方近くまで、『シャレード』と『駅馬車』の2本を観た。もう一本『群衆』をみかけたが、さすがに3本立てはきつく、途中で断念。
 『シャレード』『駅馬車』はもう何度も観ているけどやっぱり面白い。
 『シャレード』はしょうしょうケーリー・グラントがとおがたっているけど、ヘップバーンは綺麗だし、スタンリー・ドーネンの演出は小粋だし、肩のこらない娯楽作品としてはなかなか一級品だとは思う。タイトルがかなり凝ったアニメーションだけど、これは多分ソウル・バスだろうな。
 あとこの映画では、その後に名を成す個性派俳優が名を連ねていてこれも楽しめる。ウォルター・マッソージョージ・ケネディジェームズ・コバーン。なかなか子悪党、チンピラっぽくていい。みんな死んじゃうしね。
 『駅馬車』は名作中の名作。いろんなところでいろんな人が語りつくしているけど、やっぱり楽しかった。タイトル・バックでジョン・ウェインよりクレア・トレヴァーのほうが名前が先にあるっていうのも当時はトレヴァーの方が格が上だったってことだろう。トマス・ミッチェルのアル中医師役も、ある意味じゃ伝説的な名演だろうな。
 そして、ジョン・ウェイン。若くて意気が良くていいな。昔、アカデミー協会が長年映画産業の発展に功労した俳優や監督を功労するショーがあった。ヒチコック、ジョン・フォード、ジェームス・スチュアート、エリザベス・テーラーグレゴリー・ペックオードリー・ヘップバーン、もういろいろな人が出た。その中でジョン・ウェインの時だったか、ラストにステージ上に現われるのがこの駅馬車ジョン・ウェインが登場するシーンだった。このリンゴ・キッドの登場するシーンは、やっぱり映画史に残るな。なんかちょっとうるうるくるものな。それほどウェインはかっこいい。そしてハリウッドのスーパースターになることを予見できるような登場の仕方なんだな。

 なお、低価格で昔の名画を発売している版元がもう一社ある。ここはなんと380円とさらに低価格で、これも驚き。ラインナップをみると個人的にはコスミック出版のほうに軍配あがっちゃうけど、なかなか手に入らないB級ものがけっこうあって、そのうち手を出しそうだな。
http://www.e-pdc.tv/home/camp.html#