焼き鳥屋へいく

 あいかわらず風邪に苦しんでいる。
というのに、まっすぐに帰れない私。
 
 アフタースクールで娘の同級生の子のおじいさんが今月はじめたばかりという焼き鳥屋にちょこっと寄る。閑古鳥だと寂しいかなとも思っていたが、思いのほか盛況。メニューも二週間前に寄ったときよりも増えていたし、辛味噌も用意されていた。かしらとレバーを二本ずつとモツ煮でちびちびやって二時間くらいいただろうか。ほろ酔い気分で帰った。風邪がきつかったとはいえ、まあまあ良い酒であったと思う。
 右隣にいた若い客とちょこっと話す。28歳で独立して建設業をやっているという。しのぐのはけっこうしんどいのだろうと推測するが、それにしても三十前で自分で商売をやるというのはえらいもんだと率直に思う。失敗を重ねてもまだやり直しがいくらでもきく年代だもんね。それを思うと、自分の人生っていったいなんだんだろうと思う。会社を転々として結局の今の職場に流れ着いたとはいえ、もう第4コーナー回っているような年代だし、これからへた打ったらもう人生終了っていう感じがするもんな〜。